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【フランス語文法】条件法現在形の使い方

更新日:8月30日

フランス語を勉強していると必ず出会う文法のひとつが 条件法現在形 (le conditionnel présent) です。名前を聞いただけで「難しそう…」と思う人も多いかもしれませんが、実は日常会話の中でとてもよく使われています。


たとえば、レストランで「これをください」と言うよりも、「これをいただけますか?」と丁寧にお願いしたいとき。あるいは「もしお金があったら…」と想像や仮定を話したいとき。そんな場面で活躍するのが条件法なんです。


この記事では、活用の仕方から5つの主な使い方まで、わかりやすく整理して解説します。これを読めば、条件法現在形がぐっと身近に感じられるはずです!



条件法現在形の活用

➀ 語幹: 不定形の語尾から -r もしくは -re をとる (単純未来形と同じ)

manger - mange

finir - fini

comprendre - comprend


語幹の例外 (単純未来形と同じ)

être - se

avoir - au

aller - i

venir - viend

faire - fe

vouloir - voud

pouvoir - pour


➁ 語尾: (r + 半過去形の語尾)

-rais, -rais, -rait, -rions, -riez, -raient



条件法現在形の用法


丁寧 (atténuation, politesse)、願望 (désir, souhait)


Pourriez-vous m'aider ? (手伝ってもらえませんか?)

Je voudrais goûter cette pomme. (このりんごを試食したいのですが) = J'aimerais

➙ Je veux...と直説法で言うと、「りんごを試食したい!」と子供が自分のしたいことを言っているイメージ。

Tu devrais prendre des médicaments. (薬を飲んだ方がいいよ)

➙ Tu dois...と直説法で言うと、「飲まなければならない」という義務の意味になる。

過去における未来 (futur du passé)

➙ 過去時制で未来の出来事について述べるときに使う。

Paul m'a dit que le lendemain/demain il arriverait en retard au cours. (ポールは私に翌日/明日、授業に遅れると言った)


+α) le lendemain と demain の使い分け

Si on est le 7 juin... (今が6月7日だと仮定して)

Il y a deux semaines (le 24 mai) elle a prévenu son professeur qu’elle serait absente le lendemain (le 25 mai)

➙ 2週間前(5月24日)に彼女は先生に翌日(5月25日)遅れると言った。


Il y a deux semaines (le 24 mai) elle a prévenu son professeur qu’elle serait absente demain (mardi 8 juin).

➙ 2週間前(5月24日)に彼女は先生に明日(6月8日)遅れると言った

不確定の情報 (information non confirmée)


D'après les médias, Cristiano Ronaldo visiterait le Japon. (メディアによるとクリスティアーノロナウドは日本を訪れるようだ)


想像上の出来事 (fait imaginaire)


Suppose qu'on vivait en 3000, on pourrait voyager en Mars. (3000年の世界では火星旅行ができるようになるだろう)

Si と一緒に使う場合 (Si + 直説法半過去形, 条件法現在形)

➙ 現実には起こりえない現状と正反対の出来事を表す。


Si j'avais de l'argent, j'achèterais cette voiture. (もしお金があれば、この車を買うのにな)

➙ Si j'ai de l'argent, j'achète cette voiture と直説法で言う場合は、現状とは一切関係のない自分の願望や確実性の高い仮定の話になる。

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