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【フランス語単語】On の使い方

フランス語を学び始めると、文法書で必ず出てくる 「On」。

一般的には 「Nous(私たちは)」の代わりとして使える主語代名詞 と説明されることが多いですが、実は Onの使い方はそれだけではありません。


「On=私たちは」とだけ覚えてしまうと、フランス語の会話や読解で意味がわからなくなることがあります。


この記事では、フランス語の「On」の意味と使い方、Nousとの違い、会話でよく使われる用法まで、例文付きでわかりやすく解説します。


フランス語の「On」とは?基本の意味と活用


フランス語の On は、文法的には 3人称単数 として扱われる主語代名詞です。つまり意味は「私たち」でも、動詞の活用は Il(彼)や Elle(彼女)と同じ活用 になります。


例えば:


On va à Tokyo.

(私たちは東京に行きます)

On apprend le japonais.

(私たちは日本語を勉強しています)


これらは、それぞれ次の文と同じ意味です。


Nous allons à Tokyo.

Nous apprenons le japonais.


特に日常会話では、NousよりOnのほうが圧倒的によく使われます。


例えば:


On y va !

(行きましょう!)


このように、フランス語の会話では「On=私たち」という使い方は非常に一般的です。


「On=私たち」だけで覚えると危険な理由


しかし、フランス語の On には「私たち」以外の意味もあります。


そのため、「On=Nous」とだけ覚えてしまうと、会話や文章の理解でつまずくことがあります。


例えば、次の文を見てみましょう。


On passe un vieux film japonais en ville.


もし On を「私たちは」と訳すと、


「私たちは街で古い日本映画を上映する」


という少し不自然な意味になります。


しかし、実際の自然な訳は:


「街で古い日本映画が上映されている」


この文では、On は「私たち」ではなく、別の役割を持っています。


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では、フランス語の On にはどんな使い方があるのでしょうか?


① 「人は」「人々は」|人間一般を表す On


フランス語の On は、「人は」「人々は」「一般的に〜する」 という意味でも使われます。


例文

On est tous égaux devant la loi.

(人は皆、法の前では平等です)

On mange souvent le sushi au Japon.

(日本では人々はよく寿司を食べます)


この On は、特定の誰かではなく、人間一般や世の中の人々 を表しています。


② 「誰かが」|不特定の人を表す On


フランス語の On は、「誰かが」「ある人が」 という意味でも使えます。


例文

On a frappé à la porte.

(誰かがドアをノックしました)

On m’a donné ton numéro de téléphone.

(誰かが私に君の電話番号を教えてくれました)


ここでは、行為者が誰なのか明確ではなく、不特定の人物 を表しています。


③ 行為者をあえて明示しない On(受動的なニュアンス)


フランス語の On は、具体的な行為者をあえて明示しない表現 としてもよく使われます。


例文

On passe un vieux film japonais en ville.

(街で古い日本映画が上映されている)


直訳すれば「誰かが上映している」ですが、日本語では 受動的に訳したほうが自然 です。


フランス語では、このように 誰が行ったかよりも、出来事そのものを伝えたいとき に On がよく使われます。


もう一つ例を見てみましょう。


On a donné une réception de bienvenue hier soir.

(昨夜、歓迎パーティーが催されました)


ここでも、「誰が開催したのか」ではなく、歓迎パーティーが行われたという事実 に焦点が置かれています。

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